ライム病と闘う有名人ジャスティン・ビーバーやスーパーモデル達も告白

2020年を迎え、ジャスティン・ビーバーが待望の新曲「Yummy」をリリース。今年は新アルバムを発売するジャスティンですが、新曲リリースから数日後にライム病と闘っていることを告白して、話題になりました。
ライム病という病気を耳にしたことはありますよね?“死を覚悟する”ほど辛い病気だそうです。これまで多くのセレブが、ライム病の闘病について公表してきました。
同じ病気と闘っている人は、彼らの告白に勇気付けられると思います。今回は、ライム病と診断されたセレブたちについて紹介します。
ライム病とは?
「聞いたことはあるけれど、どんな病気?」と気になっている人は多いと思います。まずは、ライム病について説明します。
■原因
ライム病は、マダニに刺されることで感染します。特にアメリカの北東部ニューヨーク周辺での発生例が多いそうです。
マダニは主に山間部に生息していて、日本では特に北海道で多く確認されているとのこと。
■症状
感染初期は刺された部位に赤い斑点、あるいは丘疹が始まり、それが広がっていくそう。筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感などインフルエンザと似た症状を伴います。
その後、ステージ2にまで行くと、皮膚症状、神経症状、心疾患、眼症状、関節炎、筋肉炎などの様々な症状が見られるそうです。
さらに悪化すると、慢性の皮膚症状、髄膜炎、関節炎を患います。
■治療・予防
抗菌薬による治療が有効的だと言われています。早期発見、早期治療が重要だそうです。予防には野山でマダニに噛まれないように肌の露出を避け、虫除けを使うなど、注意することが大切です。
ライム病と闘ってきた海外セレブ7人
ライム病を公表し、壮絶な闘病を語ってきたセレブを紹介します。
■アヴリル・ラヴィーン
アヴリルが、ライム病に感染したのは2014年。2年間はベッドから離れることができず「死んでしまうと思った」「死を受け入れた」と当時の心境を語っていたことがあります。
アヴリルは、2018年にライム病との闘いについて歌った「Head Above Water」をリリース。
さらにライム病などの病気を手助けをする「アヴリル・ラヴィーン基金」も設立し、ライム病患者をサポートすることに力を注いでいます。
■ベラ&アンワー・ハディッド姉弟
スーパーモデルのベラ・ハディッドは、弟のアンワーと母ヨランダと共にライム病と闘ってきました。3人は2012年に、ライム病の診断を受けたそうです。
ベラは常に疲労を感じ、薬を飲む生活をしていて大変だとのこと。モデルという仕事上、日々のエクササイズは欠かせず、海外に行く機会も多いです。
病気で辛いですが、ベラは前向きに生きると決心しています。
■ベン・スティラー
俳優のベン・スティラーがライム病と診断されたのは、2010年のこと。マサチューセッツ州ナンタケットで感染したと考えています。
ベンは2011年「すでにライム病の症状はないが完治したはわけではないので、辛い」と話していました。
■アレック・ボールドウィン
ジャスティン・ビーバーと結婚したヘイリー・ボールドウィンの伯父アレックも、ライム病と闘ってきたセレブの1人です。
アレックは最初の妻と離婚したあとに、ライム病と診断され、1人で闘病生活を送っていたとのこと。
アレックは、2017年に行われたライム病の募金イベントで、ライム病で死んでしまうと感じたほど辛かったと語っていました。
■ケリー・オズボーン
「ブラック・サバス」のボーカル、オジー・オズボーンの娘ケリーは、2004年にオジーの56歳の誕生日会でマダニに噛まれました。
イベントにはトナカイがいたそうで、トナカイがマダニを連れてきてしまったと考えています。
ケリーは、感染後に喉の痛みや胃痛などの症状を伴い、それ以来トナカイには近寄らないようにしているようです。
■ジャスティン・ビーバー
ジャスティンは、2020年1月8日にライム病と闘っていることを告白。さらに慢性単核球症を患っていて、肌や脳、体力にも影響を及ぼしてきたことを明かしました。
2019年2月にうつ病と闘っていると報道されたジャスティンですが、実はその原因はライム病だったそうです。ジャスティンの告白で、またライム病の認知が上がることになりました。
詳細については、1月27日にYouTube Originalsで配信されるドキュメンタリー番組『Justin Bieber:Seasons』で明らかになります。
まとめ
ライム病は身近な病気ではないですが、闘っている人はセレブの他にもたくさんいます。彼らの告白によって「1人ではない」と勇気付けられる人がいると思うんです。
誰にでも感染する可能性のある病気だからこそ、知識をつけて、予防していくことが大切ですね。