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ビリー・アイリッシュが考えるボディシェイミングとファッションとは?

美の価値観はその国によって様々。

欧米諸国では近年、特にCurvy body(カーヴィーボディ)と呼ばれる曲線的な体型が人気だったり、戦争や飢餓で食料配給が充分でない様な、食文化が違うアフリカ諸国の中には、ふくよかな体が良しとされるところもあります。

このように、体を含む「美」の基準も国や文化によって様々。

日本の女性に関しては、色白で華奢であることが「美」のスタンダードとされる傾向があります。

お笑いやバラエティ番組では、女芸人が「デブ」呼ばわりされ笑いが起こる…なんてことは、日常茶飯事。

そんな中、アメリカを含む欧米諸国では近年「多様な体型を美しいとするべき」と啓発するボディ・ポジティブ運動(body positivity)が盛り上がっています。

ボディ・ポジティブ運動に関しては、こちらをチェック

ボディ・シェイミングに苦しんできたビリー・アイリッシュ


世界中で熱狂的人気を誇るアメリカ出身の歌手ビリー・アイリッシュ。若干18歳で、人々を魅了する歌声を持つ彼女の歌を、聞いたことがある人は多いはずです。

そんな彼女は、これまで幾度となくボディ・ポジティブや、ボディ・シェイミングについて発言してきました。

胸の大きさに対するシェイミング

 

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ELLEマガジンとのインタビューで「自分より胸が小さい人がタンクトップを着ても何も言われない。だけど胸が大きい自分が全く同じタンクトップを着ようものなら批判される」と語ったように、彼女は長くボディ・シェイミングに晒されてきました。

その奇抜なファッションスタイルから、洋服が注目されることも多々。

オーバーサイズの服を好む理由

「バギースタイル」と言われるオーバーサイズの服を好む理由について、以前公開されたカルバン・クラインのキャンペーン映像で彼女はこう述べています。

“Nobody can have an opinion because they haven’t seen what’s underneath.”―服の下を見たことがないんだから、誰も意見なんてないでしょ?

長年にわたり、自身の身体を好きになれずに鬱や自傷行為を経験してきた彼女にとって、ダボッとした洋服は有害なボディ・シェイミングから身を守る手段でした。

肌を露出する人=「尻軽」?

 

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同時に彼女は、自分自身が特定の価値観によるボディ・ポジティブ /シェイミングに苦しんだ経験から、バギースタイルを好む自分とは対比的な、肌を露出した人を「尻軽」と呼ぶことにも、疑問を投げかけています。

確かにバギースタイルは、終わりのない批判から身を守る手段。だけどそれ以上に、それは単なる彼女の好みでもあって、誰もが自分が好きな洋服をまとう権利があるはずです。

自身のバギースタイルが注目されることで、自分とは異なるファッションを好む人々が、逆にボディ・シェイミングに晒されることも、彼女は恐れています。

ビリーは以前、今年の1月にバケーションで訪れたハワイでの画像を、自身のインスタグラムに投稿。

束の間の休暇を楽しんだ彼女が投稿した写真の中には、水辺でのビキニ姿の彼女を写した写真も何枚かありました。

これまで肌の露出を避けてきた彼女は、この投稿でまたしてもファンからネガティブな発言を受けました。

“I don’t like her any more because as soon as she turns 18 she’s a whore”―18歳になった途端(肌を露出する)尻軽女になるようなビリーはもう好きじゃないわ。

4月9日に公開された雑誌dazedとのインタビューで、ビリーはこの件に触れました。

 

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「自身の体を少しずつ受け入れることができるようになってきた」と語る彼女は、同時に寄せられたコメントの理不尽さに気がついたといいます。

「バギースタイルを着ればそれが注目され、かといって少し肌を見せれば尻軽というラベルを貼られる。こういったコメントについて“I can’t win”(手に負えない)」と発言した彼女は、改めて「自分は自分が着たいものを着ているだけ」と強調しました。

ビリー・アイリッシュが考えるファッションの意味


“If there’s a day when I’m like, ‘You know what, I feel comfortable with my belly right now, and I wanna show my belly, I should be allowed to do that.”―今は自分のお腹に自信があるからお腹を出したいな、なんて日にはそうすることが許されるべき。

デビュー当時からバギースタイルが、注目されてきたビリー・アイリッシュ。

これまでのインタビューなどを通して彼女が伝えようとしてきたこと、それは「どんな服装や体型も非難の対象になるべきではなく、誰もが好きなものを身にまとう権利がある」ということです。

日本でも、肌の露出が多い女子が「尻軽」や「ビッチ」なんて理不尽なラベルを貼られることは多くあります。


洋服や体型はあくまで外見の一部であって、その人を定義するものではありません。

外見だけでその人全体が判断されるのではなく、多種多様な体型・服装が受け入れられる社会になることは、ビリーと遠く離れた日本に住む私たちにとっても他人事ではないはずです。

もう少し私たちは「多様性について深く考える・知っていく」必要があるのではないでしょうか?

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都内外国語大学に編入→パリ&カリフォルニアで留学→大学休学→インターネットメディアで編集アシスタント。 興味関心分野は人種・LGBTQ +・メンタルヘルス・...

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