世界メンタルヘルスデーに目を向けよう!声を上げた海外セレブって?

最近ニュースでも、いじめや精神的な苦痛が原因で自殺してしまうなどの、悲しいニュースをよく見ますよね。
そういったことを、二度と起こしたくないと思いつつも、若者の自殺数や心の病気を抱える人の数は増えている現状にあります。
むしろ世界では、傷ついた心を持っているのにも関わらず、弱い人間と非難されたり、病気と思われずに働き続ける事を強いられたり、偏見や侮辱を受けている人もいます。
心の病をオープンにし、みんなで支え合える環境を作るため、国連では10月10日を「メンタルヘルス デー」と定めています。
メンタルヘルスデーとメンタルヘルス
そもそも、最近聞くことの多くなってきた「メンタルヘルス」という言葉。「精神的な健康」を意味する言葉だけど、世界のメンタルヘルス問題の現状「心の病気」についてあなたはどのくらい知っていますか?
◆10月10日「世界メンタルヘルスデー」と制定
「世界メンタルヘルスデー」は世界精神衛生連盟(WFMH)が1992年に、世間がメンタルヘルスが及ぼす問題の意識を高め、ネガティブな固定概念に反論し、人々に体験発表の場を与えることを目的として定められました。
その後、国際連合(WHO)が協賛したことにより、今では国際デーとして正式に認められています。
この国際デーができた事を機に、世界では10月10日にイベントが行われたり、多くの人に認知されてきたのにも関わらず、日本では「世界メンタルヘルスデー」についてあまり知られていないのが現状です。
◆日本では若い世代の死因の1位が自殺
犯罪が少なく、世界的に見て裕福で発展している国であるのに関わらず、日本人の自殺率は2016年のWHOの調査によると、世界で14位。若年層、青年層の自殺率は世界1とも言われています。
そして、その若い世代の自殺の1番の理由が「いじめ」。いじめは周りの人の理解で防ぐことができるはずなのに、この事の重要さを多くの若者が意識していないことに、問題があるのだと思います。
◆日本のカウンセリング利用率はアメリカの1/40?
海外ドラマや、有名人の体験談から知れる様に、アメリカでは悩み事があると、誰もがすぐにカウンセリングを利用します。
恋人と別れた時、両親とうまくいっていない時、友達と喧嘩をした時など自分がストレスを感じると、どんな小さい事でも自分の感情をさらけ出して、専門家に助けを求めます。
費用的な問題もありますが、日本でも24時間電話で相談できる様なホットラインがあるのにも関わらず、利用する人は本当に僅か。これは日本人の、自分の弱さを見せるのを嫌い、悩みを1人で抱えようとしてしまう性格にあると思います。
カウンセリングは海外では普通の事で、全く恥ずかしい事でなく、むしろ専門家から意見を得られる、いい機会なのでもっと利用すべきです!
◆世界でも、40秒に1人が命を絶っている
2019年9月のWHOの発表によると、全世界の年間自殺者数は80万人にも登り、この数は40秒に1人が自殺をしていることを表していると、明らかにしました。
2010年から2019年にかけて自殺率は若干減っているものの、近年ではネット環境の発達によるいじめが増えたり、ソーシャルメディアがメンタルヘルスに悪化を及ぼすことも、明らかになっています。
この問題を他人事と考えるのでなく、ストレスを感じたら、運動をしたり、リフレッシュをして、自分の心もしっかりとケアすることが大切!
◆メンタルヘルスは周りの人の支えで変えていける!
心の病気はストレスから来るもので、人と話すと気分が楽になったり、笑っているといつの間にか悩みを忘れていたりする様に、周りの人の支えによって状態が良くなったりもします。
周りの人が希望を与えてあげたり、悩んでいる人を必要としていることを伝えることで、自殺は防げます!悩んでいるのは自分だけじゃない!
頑張れなくても大丈夫!と、悩んでる人がいたらしっかり支えてあげる様な存在になりたいですね!
簡単に実行できるポジティブな習慣を取り入れよう!

2019年のメンタルヘルスデーで声を上げた海外セレブ達
だんだん広まりつつある「メンタルヘルス 」についての理解。最近では、多くのセレブや、インスタグラマーが自分の経験をシェアしたり、メンタルヘルス認知拡大を目指す活動を行なっています。
2019年も、テーマを「自殺予防」とし、あの有名セレブ達がソーシャルメディアで声をあげていました。
◆エドシーラン(Ed sheeran)
歌手のエドシーランは、イギリス王室のヘンリー王子とタッグを組んで、メンタルヘルス について認知を広める動画をインスタグラムにアップしました。
この動画は、エドのコラボに対する誤解から始まり、エドらしいお茶目な性格が見れ、ファンたちは「可愛い!」「素敵!」「こういう活動をしてくれてありがとう!」などと称賛のコメントが!
最後には、ヘンリー王子が代表して「みんな、周りの友達や人に苦しんでいる人がいないかを見て、そんな時は手を差し伸べてあげてね、僕たちと一緒にやっていこう!」と、コメントをしていました。
人気の歌手がメンタルヘルス についてアピールしたことにより、もっとメンタルヘルス の認知が広まったことでしょう!
◆ジャスティンビーバー(Justin biber)
ヘイリーと結婚式をあげたことで、またもや世間を賑やかにしているジャスティンも、10月10日のメンタルヘルスデーで自身のストーリーにラップをアップ!
その歌の歌詞中で、ジャスティンは、自分が病んでいた時の経験や、薬に頼っていたこと、そんな時から今の妻に出会った幸せなどを語り、ファン達を騒がせました。
フルバージョンを聞いてみたいこの曲だけど、ジャスティンがただストーリーで歌っただけで、リリースの予定はないみたい。
◆ラウヴ(Lauv)
今人気が急上昇中のシンガーLauvも、ノラサイラスと共にメンタルヘルスの団体「Jed fundation」のYoutubeインタビューを通し、認知を広げる活動に参加していました。
Jed foundationのインスタグラムにあげられた動画で彼は、自分が辛い時に助けてくれる友達の大切さについて語っていました。
◆サムスミス(sam smith)
シンガーのサムスミスは、自身のインスタグラムでメンタルヘルス や、苦しむ人たちにむけてのコメントと詩をポスト!
その投稿の中で「精神はすごいもので、私たちを素敵な場所へ導いてくれるが、暗い所にも運んでくる。それはすごく辛く、時々こんなことを思っているのは、自分だけで、誰も助けてくれない様に感じる。でも、そんなことはなく、あなたは絶対に1人じゃないし、憂鬱な気持ちはずっと続く訳ではないんだよ!」と暖かいメッセージを載せました!
まとめ
いかがでしたか?
日本ではあまり知られていないメンタルヘルスデーですが、日本は精神的なストレスで悩んでいる人が多いのが現状です。
お互いに支え合い、自分の心のケアをみんながするために、もっとメンタルヘルスについて認知が広まるといいなと思います。
ストレスは誰もが抱えること、やる気が出ない自分を責めるのでなく、自分の心としっかり向き合って、無理に頑張りすぎないことも大切だと思います。
みんながメンタルヘルス についての意識を高め、周りに悩んでる人がいたら、進んで話を聞いたり、自分の体験を共有していける様な世界を目指していきたいですね。