Netflixで社会勉強しよう。オススメのドキュメンタリー作品4選

貧困、差別、ファストファッション、環境問題などなど世の中に溢れる様々な社会問題。知りたい!という気持ちはあっても何から手をつけていいかわからない…
そんなあなたに今知って欲しい4つの社会問題と、Netflixヘビーユーザーのライターが選ぶオススメのドキュメンタリー作品を一緒にご紹介します!
1.「ザ・トゥルー・コスト〜ファストファッション真の代償〜」
みんな大好きなH&MやZARA、Forever 21。
最新のトレンドを取り入れながらも、リーズナブルな価格で提供する大人気のファストファッションですが、その洋服がどうやって作られているか知っていますか?
コーヒーたった一杯ほどの値段でワンピースが当たり前に買える理由は、途上国の人々が厳しい労働環境の中で安い賃金で働かされていることにあります。
実は途上国にある多くのファストファションの生産工場は、劣化がひどく衛生状態も悪いものが多いです。
実際に2013年バングラディッシュでは、アパレル工場の入ったビルが崩壊し、そこで働いていた1134名が死亡。2500人以上が怪我をし、ファストファッション産業の裏側が、広く知れ渡るきっかけにもなりました。
そんな安くて可愛いファッションの、裏に隠された闇についてわかりやすく教えてくれるのが、「ザ・トゥルー・コスト 〜ファストファッション真の代償〜」
2015年に公開されたこの作品は、ステラ・マッカートニーをはじめとするファッション界で影響力を持つ著名人も出演しており、様々な角度からアパレル業界を見つめることができる作品です。
この作品を見て、ファストファッションに対しての考え方が変わるきっかけになったらいいなと思います。
2.「地球が壊れる前に」
年々深刻さを増す地球温暖化と気候変動の問題。
南極の氷が溶けたり、世界中あちこちで異常気象が起きたりと少しずつ地球がサインを出しているのにもかかわらず、私たちは危機感をもてていないのが事実です。
国連の平和大使を務める俳優レオナルド・ディカプリオは、長年環境問題に対して熱心に活動を行ってきました。
そんな彼が世界中へ足を運び気候変動を追った3年間の集大成ともいえる作品が、「地球が壊れる前に」
なかなか取っつきにくい環境問題ですが、ディカプリオが私たちの意識や生活次第で地球の未来を変えることができるんだ、ということを教えてくれます。
また、俳優としてではないディカプリオの新しい一面を見ることができることもオススメポイントの一つです!この作品を見終わった後、きっと地球の未来のために何かしたいと思えるはず。
3.「プラスチック・オーシャン」
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先日もCELESYで取り上げた海のプラスチックごみ問題。
↓詳しくはコチラをチェック↓
だんだんと海のプラスチックごみ問題に対する知名度が上がってきて、日本でも少しずつ意識の変化が見られるようになってきましたが、まだまだ海の生き物たちは私たちのせいで苦しんでいます。
海のプラスチック問題についてわかりやすく伝えてくれるオススメの作品が、「プラスチック・オーシャン」
Netflixには海のプラスチック問題に関する作品がいくつかありますが、この作品は一番わかりやすく、ことの深刻さを強く訴えかけてくれると私は感じました。
実は、日本のプラスチックの消費量はアメリカに次いでなんと世界第2位。
ですが、人口や土地を考えると、日本が世界で一番プラスチックを使っていると言えます。
「プラスチック・オーシャン」は、海の生き物を苦しませているのは私たちであるという事実を改めて気付かせてくれ、一人一人のアクションを起こすきっかけになってくれるはずです。
4.「ミニマリズム〜本当に大切なもの〜」
出典:netflix
最後に、現代人の心に関する問題をを社会の問題の一つとして取り上げたいと思います。
安全な家があって、清潔な洋服を着ることができて、食べ物があって、生活に何も不自由はない私たちの日々の生活。それなのにどうして私たちの欲望は止まらず、次から次へと新しいモノを求めてしまうのでしょうか?
そんな疑問に答えてくれるのが、「ミニマリズム〜本当に大切なもの〜」
現代において広告やSNSの発達によって私たちは、誰かの偽りの完璧な人生を押し付けられ、無意識のうちに非現実的な理想に近づこうと必死になるあまり、本当に大切なことは何かを忘れてしまっています。
「ミニマリズム〜本当に大切なもの〜」は、欲しいモノをどれだけ手に入れても心が満たされない現代人の私たちに、物質的な豊かさではない”本当の意味の豊かさ”とは何かを教えてくれるでしょう。
見終わった後は心の中でつっかえていた何かが取れて、ポジティブな気持ちになれること間違いなしです!
いかがでしたか?
Netflixは好きでも、社会問題は重くてなかなかドキュメンタリーは見ないという人でも、ちょっとでも見てみようという気になってくれたら嬉しいです。
そして見るだけに終わらず、学んだことを友達にシェアしたり実生活に取り入れたりしてぜひアクションを起こしてみて欲しいなと思います。