スウェーデンのコーヒー文化【フィーカ】の魅力と日本で楽しめる場所をご紹介♡

「Ska vi fika?? フィーカしない??」
アメリカの大学で、知り合ったスウェーデン人の友達によく言われたセリフ。日本語での意味は『ちょっとお茶しない?』って感じです♫フィーカは友達・同僚・家族とゆっくりコーヒータイムを楽しむことをさします。
私は、友達と授業の合間や休みの日に近くのカフェに行きました。長い時は3時間ほどコーヒーと甘いお菓子と共に、おしゃべりを楽しみました。
私自身、スウェーデンを訪れたことはないので本場の『フィーカ』は未体験です。しかし、スウェーデン人の友達はフィーカをしにコーヒーショップに行く度にその魅力を熱く語ってくれました★
今回は、スウェーデンの伝統的なコーヒー文化『フィーカ』の魅力を皆さんにご紹介したいと思います!!まずは、北欧・スウェーデンについて簡単にご紹介します♡
スウェーデンの基礎情報
ヨーロッパの北部に位置するスウェーデン。首都はストックホルムで日本から飛行機を乗り継ぎ12~19時間くらいです。公用語はスウェーデン語。でも、アメリカ製のテレビ番組が多く放送されていることもあり、英語が流暢に話せる方もいます!
スウェーデンでは、様々な社会制度が整ってます。その結果、毎年行われている「世界幸福度ランキング」では常に上位にランクインしています!また、女性の就業率が8割を超えていたり、世界初の男性への育児休暇を認めた国であったり、男女平等が進んでいる国でもあります★
フィーカって何??
スウェーデン人にとって、フィーカは伝統的な文化だそうです。友達曰く、ほぼ100%のスウェーデン人は一日に一回は必ずフィーカをするのだそう。ここからはスウェーデン人の友達から教えてもらったコーヒータイム『フィーカ』の魅力を紹介します★
■おしゃべりを楽しむ時間
基本的に、フィーカは仕事や勉強から一息ついて、コーヒーと甘いお菓子を楽しむ時間です!その際には、会社の上司であろうと、学校の先生であろうと、フランクにお話ししながら楽しむのが一般的。上下関係も取っ払って『フィーカ』をする仲間という感覚で接するのだそうです★
友達同士では、次に遊びに行く予定を立てたり、今日あった出来事を話したりとワイワイお話しをする時間として大切にされています!自分の空いてる時間で『今からフィーカしない?』と友達を誘い、気軽にカフェに行くそうです♫
■気になるあの子を誘うデートにもぴったり!
ちょっぴりシャイボーイ・ガールが多いスウェーデン。そんな彼/彼女達が気になってる相手を誘いたい時。でも、いきなりデートらしいデートはちょっと、、、という時にも『フィーカ行かない??』のセリフが登場します♡
コーヒーを飲みながら楽しくおしゃべりをするうちに、恋愛に発展することが多いそうです♡
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フィーカでよく食べられているあまーいスウィーツ
ここからは、フィーカに欠かせないあまーいスウィーツをご紹介します♡
■シナモンロール
一つ目は、私の大好きなシナモンロールです!!コーヒーによく合うので、最もポピュラーなフィーカでのスウィーツです♡
スウェーデンの、シナモンロールは甘くて白いアイシングなどはかかってません。私のスウェーデン人の友達曰く、白いアイシングがかかっているのは本物のシナモンロールとして認めない!とかなんとか・・・(彼の持論なのでスウェーデン人みんなが思っているかどうかは知りませんが)
そして、スウェーデンにはなんと『シナモンロールの日』というのが毎年10月4日にあります!!
■セムラ
セムラは、キリスト教の復活祭であるイースターの前に食べるスウィーツです。長い北欧の冬の終わりとともに食べ、大人から子供までみんなに親しまれています。期間限定、春の間だけ食べれる伝統あるスウィーツです♫
見た目はシュークリームのようですが、シュークリームとは異なります。ブリオッシュのような甘いパン生地の中にはマジパンが入っています。そのパンで生クリームを挟んでいます。
すごく甘そうな見た目をしてます。しかし、カルダモンも練りこまれているのでコーヒーによく合う、ちょうど良い甘さなんだとか!!
■ハロングロットル
こちらは、ラズベリークッキー。ラズベリージャムが乗っている伝統的なスウェーデンの焼き菓子です。『ハロン』はスウェーデン語でラズベリーのことだそう!!クッキー自体の生地はホロホロ系なので、コーヒーと一緒に食べると何個でも食べられちゃいます♡
フィーカの魅力とは??
ここまで、フィーカがどんな時間なのか?何をコーヒーと一緒に食べるのか?などを紹介しました♡では、フィーカをすることによって得られる”メリット”と”魅力”を引き続き、スウェーデン人の友達からの情報を元にまとめていきます!!
■仕事・勉強の効率アップ!!
大体のビジネスマン・ウーマン達は、10:00と15:00にフィーカを職場の人たちとするそうです。
これは休憩でもなければ、仕事しながらコーヒーを飲むことでもないそう。一旦、”仕事モード”から離れて談笑することが多いとのことです。ですので、この時間帯に会社に電話をしても誰も出なかったり、お店にスタッフがいなかったりするのは当たり前だそう!!
さらに、フィーカ中に話した何気無いことが、ビジネスでのアイディアを作りだすヒントになることもあるそうです★ミーティングほどかしこまった話し合いの場はいらないけど、ちょっと話したいことがある、、、そんな時も気軽にフィーカをします!
また、学生も授業の合間にフィーカをし、次の授業や課題に向けて気持ちを切り替えるそうです。フィーカは1つ何かをした後、次のタスクへ移る際の切り替えとしての役割も担っているのです!!
■大切なコミュニーケーションの時間
スウェーデン人の友達曰く、1人でコーヒーを飲んでお菓子を食べるのはフィーカではないとのこと。フィーカとは、誰かとコミュニケーションをとることで初めて成立するそうです。
スウェーデンには、多種多様な人種と宗教の方々が住んでいます。しかし、フィーカを大切に思う気持ちはみんな同じです★すごく大切で伝統的なものであると同時に、気楽にできる身近なものでもあります。
ですのでもし、スウェーデンを訪れたり、スウェーデン人と知り合って『フィーカに行かない?』と聞かれたら答えはYESと言いましょう♫フィーカによって、絆とコミュニケーションを深めることが伝統的に大切にされているのです♡
日本でフィーカのスウィーツが購入できるスポットを紹介!!
フィーカを彩る美味しいスウェーデンのお菓子達♡実は日本でも購入することができるのです!!
■イケア
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スウェーデン発祥のイケアには、本場の味そのままのスウィーツがたくさん並んでいます!!先ほど紹介した、ラズベリークッキーやシナモンロールはもちろん、スウェーデンのスウィーツを手軽に買うことができます★
そのほかにも、人気のスウェーデン産チョコレートやジュースなども購入することができます!!イケアでスウェーデン製のコーヒーカップとプレートを購入して、丸ごとスウェーデン感を楽しむのもアリですね♫
■フィーカ@新宿伊勢丹
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新宿伊勢丹にあるお菓子やさん『フィーカ』では、先ほど紹介した『ハッロングロットル』をはじめとするたくさんのスウェーデンの焼き菓子を購入することができます★
また、パッケージも北欧をイメージしていてとても可愛いのです♡商品ごとにパッケージも異なるので、たくさんの種類を試してみたいですね♫
みんなもフィーカしたくなった??
いかがでしたか??今回は、友達のスウェーデン人から教えてもらった伝統的なコーヒー文化『フィーカ』についてご紹介しました。
友達は『フィーカが最も1日で大切な時間!!』と語ってました。その言葉の通り、フィーカによってコミュニーケーションを深められたり、相手のことを知ることができる大切な時間ですね★
フィーカをすることで得られるメリットはとても大きいです♡とっても魅力的な文化だと私は思います!!フィーカによってできる『ゆとりある時間』が、スウェーデンを幸福度の高い国にしている秘訣かもしれませんね♫
もし、スウェーデンに旅行に行く方やスウェーデン人のお友達がいる方は是非、フィーカをしてみてください♡