全米大人気の遺伝子検査キット!23andMeの特徴と面白い検査結果動画とは?

皆さんは、自分のルーツを知りたいと思ったことはありませんか?自分の祖先はどこから来たのか?もしかして外国の血が混ざっているんじゃないか?
気になったことありますよね?アメリカには大人気の遺伝子検査キット「23andMe(トゥエニースリーアンドミー)」というのを知っていますか?
この検査をすると、自分の人種のルーツや病気のリスクだけでなく、4万年以上も前のルーツも教えてくれるんです!今回はこの「23andMe」について紹介します。
話題!遺伝子検査キット23andMeとは?
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23andMeの名前は、人間の体細胞が23対の染色体を持っていることから由来されています。
■アメリカで人気の理由
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アメリカではDNA検査が人気です。その理由は、人種のるつぼと言われるほど、さまざまな国の人たちが混ざって暮らしていることにあります。
遺伝子検査は、特に白人層に人気。200年以上前のヨーロッパの移民の子孫が「一体自分はどこのヨーロッパが混ざっているのかな?」と自分のルーツを知りたいからなんです。
さらに両親から聞かされた先祖のルーツの答え合わせのような感覚で検査する人も、とても多いです。
■自分のルーツを知る遺伝子検査キット
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先祖を知るキットの結果からは、「50%イギリス人、17%オランダ人、10%日本人……」などパーセンテージでどれだけの遺伝子が受け継がれているのか知ることができます。
例えば、 「3世代前に日本人がいただろう」という世代で結果も教えてくれます。また日本人であれば、日本の何県のルーツなのかという細かい情報までも知ることができます。
さらにどれくらいネアンデルタール人の割合が含まれているか、母方や父方の4万年、5万年、6万5千万年、18万年前までの先祖を遡ったデータも教えてくれるんです。
ただし、男性しか父方の遺伝子は採取できないよう。ここでは、自分のハプログループも知ることができます。
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■病気のリスクを教えてくれる検査
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先祖のルーツと一緒に健康キットも一緒に購入すると、自分の病気のリスクを知ることができます。
糖尿病、がん、アルツハイマーなど、病気になるリスクをパーセンテージで教えてくれるんです。
■遠い親戚が見つかる
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23andMeは多くの人が検査を受けているので、受けた人の中で同じ遺伝子を受け継いでいる人も知ることができます。
アメリカでは養子縁組も多いことから、実際に50代の男性が検査をして、自分の異母妹を見つかったというニュースもありました。
■検査方法
検査方法は至って簡単。23andMeを注文すると、キットが送られてきます。そのキットに唾液を入れるだけです。
それを送られてきた箱に戻して、送り返します。約2週間から2か月くらいの間に結果が出ます。検査状況については常にEメールで送られてくるので、だいたいどれくらいで検査結果が出るか分かるんです。
23andMeの検査結果発表動画が話題に
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多くの人が自分の検査結果をYouTubeに投稿しています。養子として育ったためルーツが全く分からなかった人や、さまざまな人種の血を受け継いでいる双子など。
今回は私がオススメしたい検査結果発表動画を紹介します。
■韓国系アメリカ人男性が衝撃の結果に絶句
「BuzzFeed」の動画で、3人の男性が23andMeの遺伝子検査を受けます。そして、100パーセント韓国系アメリカ人だと思っていたユージンさんが、63.1パーセント韓国人、19.9パーセント日本人、13.1パーセント中国人と伝えられて絶句します。
ユージンさんは、先祖はみんな韓国人だと言われてきて日本人や中国人の血は、何千年も前ではないと納得できないと話していました。
■姉弟が検査結果の違いに大興奮
姉弟なのに似てないという2人が挑戦。弟ミッチは、大まかな結果で63パーセントがヨーロッパ、23.5パーセントが南アジア、12.7パーセントが東アジア&ネイティブ・アメリカンという結果に。
それに対し、姉キムは61.9パーセントがヨーロッパ、21.2パーセントが南アジア、15.6パーセントが東アジア&ネイティブ・アメリカン、0.2パーセントがアフリカの結果となりました。
見た目からだと、姉キムの方がヨーロッパに見えることから、この結果に2人とも驚き!さらにキムしかアフリカの遺伝子を受け継いでいないことが、分かりました。
2人の検査結果も国別でさらに詳細が分かれていますが、姉弟であっても検査結果が違うのが分かりますね。
■日本人女性の23andMeに挑戦
日本人のナオミさんは、ancestry.comと23andMeの2つの遺伝子検査を実施。
ancestry.comの結果が、100パーセント日本人だったのに対し、23andMeでは日本人が99.4パーセント、0.5パーセント韓国人という結果が出ていました。
遺伝子検査のデメリットや注意点
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遺伝子検査で自分のルーツを知るのは興味深いですが、デメリットもあります。
■100%正しいわけではない
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この遺伝子検査は、100パーセント正しいとは言えません。というのも、検査結果は何度もアップデートされて、その都度変わるからです。
最初は韓国人や中国人の遺伝子結果が入っていた人が、突然日本人だけになることがあります。
アメリカにはアジア人が少なく、白人に比べて十分なデータがないからのようです。そのため新しくデータが集まると、結果もアップデートされるんです。
さらに、過去100年や200年の間に国土が変わったり、国が新しく出来たり、無くなったりしたので、国で分けるのは難しいと言えます。
つまり、これらの結果はアルゴリズムで出ているので、必ずしも正しいわけではないです。
■遺伝子を売られる噂?
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アメリカで23andMeが人気の一方で、絶対に検査を受けたくないという人もいます。それは自分の遺伝子が売られたり、使われたりするという噂があるからです。
私の友人でも何人かが、そのような理由で23andMeはやりたくないと言っていました。
まとめ
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いかがでしたか?23andMeはアメリカだけでなく、ヨーロッパをはじめとした多くの国で購入できますが、日本などアジアの国々ではほとんど購入することができません。
いつか日本に進出することを期待したいですね!