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エマ・ワトソンが世界に本を隠した?!ブックフェアリーズの活動とは?

みなさん「ブックフェアリーズ」という団体ご存知ですか?

日本語で「本の妖精達」を意味する彼らは、あのエマ・ワトソンも参加してきた本にまつわる“ある活動”を、行なっています。

この記事では、彼らの活動内容や活動に参加するための手順、エマ・ワトソンが過去に参加した企画などをご紹介します♡

ブックフェアリーズって何?その目的は?

 

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ブックフェアリーズは「本の魔法」を信じる人々によって構成される団体。

読み終わった本を駅や公園、道端などの公共スペースに隠す人々をブックフェアリーズと呼び、彼らの活動によって本が様々な人の手に届く仕組みになっています。

団体は世界各国のブックフェアリーズに対し、本の表紙に指定のシールを貼るよう推進しています。

そのため指定のシールが貼られた書籍は、見つけたその瞬間からあなたのものになります。

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■目的(1):読書の魅力を広める


そもそも、なぜこのような活動が行われているのでしょうか?

1番の目的は「読書の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」ということ。

年々加速する本離れ。スマートフォンやSNSで短い文章に慣れている私たちの中には、読書に苦手意識がある人も多いかもしれません。

難しい文章を読むことは必ずしも簡単ではないし、本当に理解をするためには集中力が求められます。けれど、読書は教養を身に着ける上での最適手段。

普段は本を読まない人でも、道端でふと見つけた妖精からの贈り物には、きっと手を伸ばしてみたくなりますよね。

■目的(2):本が手に入らない人へ

 

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ブックフェアリーズの活動動機は人によって様々。本の魅力の周知活動の他にも「本当に必要な人の元に本を届けたい」という思いを持つ人も。

「見えない貧困」という言葉があるように、日本国内でも「家賃はなんとかなるけど食費や教材費が払えない」というような貧困の問題があります。

アルバイトができない15歳以下や、学業が忙しい学生ならそれは尚更。「本が読みたいけど、趣味の読書に費やすお金がない…」という人も多く、ブックフェアリーズの活動は、そんな彼らにちょっとしたプレゼントを送るチャンスでもあるのです。

動機付けは様々。自分はどんな本の魔法を信じるか?あなたなりに「本の魔法」を定義付けることも、ブックフェアリーズの魅力です。

ブックフェアリーズの活動に参加するステップとは?

 

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ブックフェアリーズになる手順は非常に簡単!以下では、活動に参加するために必要なステップについて紹介します。なお、最初と最後のステップは順序不同です♡

■街中・世界中のどこかにある本を探せ!

 

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本が隠されているのは、世界のどこか。駅の構内や道端、公園など…街の至るところに本が隠されている可能性があります。

指定のステッカーが貼られていれば、それはもうあなたのもの。妖精からの贈り物だと思って持ち帰ってOK!

■SNSへの投稿も忘れずに

 

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次に必要なステップはSNSへの投稿。「#Ibelieveinbookfairies」というハッシュタグとともに見つけた本の写真をインスタグラム、ツイッター、フェイスブックなどのSNSに投稿してみてください◎

「自分の本は誰の手元に渡ったんだろう?」「きちんと誰かが見つけてくれたかな?」

自分がブックフェアリーズだったら、気になるのが本の行方。そんな元所有者のために忘れられないのが、SNSへの投稿なんです。

■読書後はあなたがブックフェアリーに♡

 

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いよいよ読書が終わったら、次はあなたがブックフェアリーズの1人になる番!

購入した指定のシールやメモ書きを表紙に貼り付けて、世界のどこかに本を隠してみてください。

シールやその他の装飾品は公式ウェブサイト「The Book Fairies」で購入可能。

日本語シールは現在のところ販売されていませんが、英語シールは約200円、他の装飾品や付属アイテムも非常に低価格で手に入れることができます。

せっかくならシールやリボン、手書きのメッセージも添え、あなただけのカスタマイズギフトを作ることも楽しさの1つです。

あとは誰かがあなたの本を見つけてくれるのを待つだけ。もし旅行者の手などに渡れば自分の本が国境を飛び越える、なんて可能性も充分です♡

またブックフェアリーズになるためには、必ずしも以上のステップに従わなくてはいけないというわけではありません。

本棚の奥に眠る本やもう読まない本などを引っ張り出して、あなたが最初のブックフェアリーになってみても楽しいかも♡

ブックフェアリーズのエマワトソンが隠した本を探せ!

 

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そんな素敵な活動を行うブックフェアリーズですが、彼らの活動が有名になったきっかけはエマ・ワトソンの参加。

大好きな読書のために、休暇を取ったこともあるほど読書好きの彼女。エマが運営していた「Our Shared Shelf」というインターネット上のブッククラブでは、彼女のお勧めの本が紹介されています。

現在彼女はサイトを更新していませんが、インスタグラムでは現在も活動を続けています。

そんな読書好きのエマ・ワトソンは、過去に何回かブックフェアリーとして大々的なキャンペーンを行なっており、その度彼女が駅の構内や街角に本を隠す姿が捉えられました。

■#LWBOOKFAIRIES

 

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2019年12月、エマは映画『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』の公開を祝い、原作の『若草物語り』(Little Women)を、ロンドンやニューヨークをはじめとする世界38ヵ国・都市の至る所に隠しました。

隠された本の数は、なんと2000冊!世界中に隠されたということもあり、まだ見つけられずに世界のどこかで眠っている本がある可能性もあります。

エマが直々に隠し、しかも彼女手書きのノートが挟まれている本が自分も読める、なんてファンにはたまらない企画ですよね。

イギリスに500冊、残りの1500冊はアメリカ合衆国、ドイツ、オーストラリア、香港など…本が隠された国はヨーロッパや英語圏に多いようですが、日本に住む私たちが旅行先で見つけるチャンスは充分!

また多くのブックフェアリーズの手元を渡り歩き、いつか日本にやってくるかもしれません。

■#International Women’s Day


フェミニストとして、様々なイベントなどで女性問題に関するスピーチを行なってきたエマ・ワトソン。

2017年3月上旬には、国際女性デーにちなんで行われたキャンペーンに参加しました。

フェミニズムや、女性の問題について扱う本を世界中に隠した彼女。本が隠されたのはニューヨーク、ミラン、ロンドン、コペンハーゲン、そして東京など!

東京で見つかった書籍は、人種や女性抑圧について書かれ映画化もされた『カラーパープル』。

他にも世界の様々な都市で、エマワトソンが過去にブッククラブで公開したフェミニズムについての本が見つかりました。

■#books on the underground

 

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最後に紹介するのは「books on the underground」という企画。2016年11月に行われた企画で、エマはマヤ・アンジェロウ著の『Mom & Me & Mom』を、ロンドンの地下鉄に隠しました。

彼女のブッククラブで11月のおすすめ本として選ばれた同作。2日間で合計100冊が地下鉄の至る所に隠され、通勤者の手元に渡りました。

まとめ

 

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ブックフェアリーズの活動は、本の魔法を届けるため、私たち個人ができる最も小さなステップの1つ。

ブックフェアリーズになるために必要なのは本、本を届ける気持ち、そして約200円のシールだけ。あなたは本の魔法を信じますか?♡

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