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SNSの誹謗中傷被害と向き合う海外セレブが見つけたSNSとの付き合い方とは?

最近、国内で議論されるSNSでの誹謗中傷被害。この問題は、日本だけに限ったものではなく…。

過去には今回、日本で話題になったように海外のリアリティー番組の出演者が自殺した例があったり、SNSとの付き合い方に悩む海外セレブも多くいます。

今回は、海外でも議論されるSNS上での誹謗中傷の問題や、過去にSNSをやめたこともある海外セレブについて掘り下げていきます。

SNSでの誹謗中傷の危険とは?


そもそも議論の発端となったのは、Netflixの『Terrace House』に出演していた木村花さんの自殺。

『Terrace House』は、見ず知らずの6人が生活をともにする中で起きる、人間模様を映したリアリティー番組。

過去のエピソードでの行動が原因で、SNSで誹謗中傷を受けていた彼女が亡くなりました。

亡くなった直接の理由などが明らかになっていない現在時点でも 、SNS利用に関する危険性が議論がされています。

SNSの使用は、私達が意見や情報を自由に発信できるというメリットを与えてくれる一方で、複数の危険性を伴います。

相手の顔が見えないというインターネットの匿名性により、批判や暴言がヒートアップしやすい構造が出来上がっています。

その理由の1つとして、中傷や批判を投げかける“加害者”への法的な対応も難しいという現状があります。

更にSNSの危険性としては、自己肯定感を低めることなどもあります。

日常生活において意見・情報発信をする場合、大抵は会話などのように相手からのリアクションがあるシチュエーションがほとんどで、相手がいないということはあまりありません。

一方SNSでは、姿の見えない不特定多数に対して意見を発信することができます。自分の発言にリアクションが得られない場合「無視された」ように感じられ、これが自己肯定感の低下につながる場合もあります。

日本人女性は世界で1番自信がないというデータもあります。自己肯定感の高め方はこちらをチェック!

海外でも問題視されるSNSでの誹謗中傷


様々な問題を抱えるSNS。こういったSNSの問題はもちろん日本だけのものではなく、海外でも言葉の暴力性は言語に関係なく存在しています。

■アメリカのTwitterトレンド1位に


木村花さんの訃報が報道された後、アメリカのTwitterでは「#RIPHanaKimura」が、一時トレンド1位になりました。

またアメリカの報道機関『ニューヨークタイムズ』でも、彼女の死に関する記事がアップされました。

女子プロレスラーとして活躍していた彼女は海外での認知度も高く、テラスハウスは日本だけでなく海外の視聴者も多かった番組でした。

そのため国境を越えてレスラー界を中心に、彼女の死を悼む投稿や、SNSでの誹謗中傷の危険性を喚起する声が多く見られました。

■海外でも誹謗中傷を問題視


ただ国外で彼女の死がここまで問題にされているのには、海外でも「リアリティ番組」に出演し自殺する例があったからなのです。

最低でもこれまで38名が、リアリティーショーが間接的・直接的な原因で自殺したというデータも出ています。

例えば、イギリスのリアリティーショー『The Jeremy Kyle Show』では、出演した男性の1人が収録中に浮かびあがった浮気の疑いを、払拭できなかったことを苦に自殺しました。

他にも、恋愛リアリティーショー『Love Island』に出演していた女性は「SNSでの誹謗中傷が恐ろしい」というラジオでの発言の後、自殺で亡くなりました。

過去にSNSを誹謗中傷でやめた海外セレブ


このように国境を越えて存在するSNSでの誹謗中傷。自殺までいかなくとも、終わらないSNSでの誹謗中傷により、精神的に大きな負担を抱える海外セレブも多くいます。

以下では、そんな彼らなりのSNSとの付き合い方を紹介します。

■マイリー・サイラス


マイリー・サイラスは、2018年にインスタグラムの写真を全て削除。その理由については、新しいスタートをきりたかったとコメント。

幼少期にハンナモンタナで一世を風靡した彼女は、常に大衆による一方的なイメージに苦しめられてきました。

変化を求めSNSを一新することが、彼女なりの付き合い方なのかもしれません。

■テイラー・スウィフト


これまで、SNSとの付きあい方を試行錯誤してきたテイラー・スウィフト。彼女が見つけたSNSとの向き合い方は、制限を加えること。

コメントに制限を設けることで「最近私の人生で何が起きているのかアップデートをしながら、他人からの意見が不必要だっていうことを自分自身に学ばすことができる」とコメントしたテイラー。

彼女は、コメントの制限に加え、激しい誹謗中傷を飛ばしてくる相手をブロックしたりすることで、SNSとの健康的な関係を築いています。

テイラーのSNSで時に話題となるのが彼女の政治的発言。気になる人はこちらをチェック!

■ジャスティン・ビーバー


ジャスティン・ビーバーは、過去にSNSアカウントを削除したことも。2016年、当時18歳だったソフィア・リッチーと交際していたジャスティンは、止まらない彼女への誹謗中傷を終わらせるため、インスタグラムのアカウントを停止。

当時7800万人というフォロワーを持っていたジャスティンのアカウント。交際が続いたのはおよそ6週間で、彼は破局後間もなくアカウントを再開しましたが、彼のアカウント停止は大きな話題になりました。

誹謗中傷の多くは、以前付き合っていたセレーナゴメスに関係したもの。「誹謗中傷をやめなければアカウントを停止する」という、ジャスティンからファンへの脅しのような投稿に対し、セレーナは以下のようなコメントを残しました。

「ヘイトとうまくやっていけないのなら彼女の写真を投稿するのをやめたら良いじゃない(笑)2人の間だけの特別なものであって、いつもあなたをサポートしてきたファンに怒りの矛先を向けるべきではないわ」

― “If you can’t handle the hate then stop posting pictures of your girlfriend lol – it should be special between you two only. Don’t be mad at your fans. They love you. They were there for you before anyone.”

SNSに投稿する写真は個人の自由。ただセレーナが言ったように、プライベートなものをSNSに投稿しないというのは、SNSとの付き合い方の1つかもしれません。

そんなジャスティンの現在の恋人/妻は…

■ケンダル・ジェンナー


ケンダル・ジェンナーは、過去に「デトックス」と称してSNSアカウントを削除したことが。

「朝起きてまず最初にインスタグラムをチェック。ベットに入って1日の最後に見るのもインスタグラム。ちょっと頼りすぎだと思って、少し離れる時間が欲しかったの」

-“I would wake up in the morning, and I would look at it first thing. I would go to bed, and it was the last thing that I would look at. It just, I felt a little too dependent on it. I kind of wanted to take a minute”

ケンダルがアカウントを削除したことが大きく取り上げられたことについて、彼女自身は「なぜそこまで大きなニュースになるのか分からないわ」とコメント。

過去にアカウントは削除しないまでも、Twitterのアプリを削除してきたこともある彼女にとって、SNSは必要不可欠なものではない様子。

幼い頃からテレビ番組やモデルのランウェイで注目の的になっていた彼女にとって、外見や行動を監視されるSNSは常に居心地が良いものではないのかもしれません。

SNSとの正しい付き合い方とは


SNSとの付き合い方は、現代の我々が長く頭を悩ませてきた課題でもあります。

似通った趣味・関心を持つ人と出会ったり、自分の意見を発信できる場をもたらしてくれる一方、使い方次第では恐ろしい言葉の暴力に晒されたり、自分が加害者になってしまうことも…。

SNSとの付き合い方にこれといった正解はなく、これに関しては1人1人が模索していくもの。

誹謗中傷が加速しやすいSNSの構造を理解し、加害者にならないよう常に意識することが大切です。

人によっては完全に使わない方が好ましかったり、コメントやイイネ数を非表示にすることで、自己肯定感を下げないような工夫が求められます。

被害者にならない為にも、自分に合う使い方を見つけることが大事◎

海外セレブなどを参考にしながら、あなたもSNSと健康な関係を築くための方法を模索してみてはどうでしょうか?

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