LAでは規制も!地球や人に優しい海外のストロー事情とは?

普段、何の気なしに使っているプラスチック製のストロー。日本でも徐々に意識されつつありますが、海外ではよりストローに対する価値観が、違うんです。
私の暮らすカリフォルニア州では、ハンバーガーをドライブスルーで頼む時に「ストローはつけますか?」と聞いてきます。
それはストローを提供する時に、客に尋ねなくてはいけないからです。
日本では、まだまだ環境や人間に優しいストローについて、知らない人が多いのではないでしょうか?今回は、ストロー事情について紹介します。
プラスチック製のストローの問題点とは?
プラスチックに問題あることは、なんとなく多くの方が知っているのではないでしょうか?具体的に、どのように問題があるのか見ていきましょう。
■人体に影響がある
プラスチックのストローは、ポリプロピレンで作られており、熱の影響などで化学物質が漏れてしまう可能性があるとのこと。
それは海に捨てられたストローでも同じ。海洋生物を通して後に、化学物質が人間の食卓へと運ばれてしまうかもしれないんだとか。
化学物質は、生殖・免疫機能などに悪影響を与えると言われています。
■環境に優しくない
「trvst」によると、アメリカでは1日に5億本のストローが使われているとのこと。しかし、プラスチック製品はたったの9パーセントしかリサイクルされず、12パーセントが焼却されるそうです。
79パーセントは、埋め立て地、ゴミ捨て場、または自然へと運ばれていってしまうのだとか。
プラスチック製は自然に分解されず、動物が食べると消化できないため、自然界に大きな影響を与えているんです。
■アメリカの一部の地域でストロー禁止に
アメリカではワシントン州のシアトルで、2018年7月1日からプラスチック製のストローが禁止になりました。
カリフォルニア州は2019年からレストランなどの飲食店で、プラスチック製ストローの提供が規制されるようになりました。
客の要望がない限り、プラスチック製のストローを提供することが禁止されています。
これは、州においてアメリカで制定された初めての法律。今後全米に広がっていくことが期待できそうです。
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プラスチック製以外のエコなストローとは?
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プラスチック製以外にも、代わりになるストローがたくさんあります。そのいくつかを紹介しますね!
■紙製
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最近スタバでも見る機会がある、紙製のストローは、かなり定番になってきました。
紙製だと、もちろんBPAフリー(化学物質ビスフェノールAフリー)で、自然にも分解され、毒性がありません。
万が一、小さな子供が食べてしまっても必要以上に、心配する必要はありませんね!紙製はプラスチック製と同じくらい、手に入りやすいストローです。
■メタル製
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メタル製は、丈夫で何度も洗って使用することが可能なので、経済的にも環境的にも優しいです。とはいえ、スムージーやミルクシェイクなどの硬めの飲み物には、あまり向いていないんだとか。
■ガラス製
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ガラス製もプラスチック製よりも環境に優しいと言われています。一見、割れやすそうですが、意外に丈夫なんだそうです。
ただ、自然に分解はされず他のストローよりも、価格が高めなんだそう。
■その他
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他にもさまざまな種類のストローがあります。ステンレス製、シリコン製、竹製などがあります。シリコン製は柔らかいので、小さな子供向けです。
最近では「plant-based(植物性)」という言葉をよく耳にしませんか?英語圏の人たちは、自分の食生活やライフスタイルを「plant-based」と表現することがあります。
そのため、最近ではさまざまな植物性の製品が販売されており、植物性の素材でできたストローもあるんです。
100パーセント自然へと分解することが可能で、人体にも優しいです。
まとめ
いかがでしたか?何の気なしに口にするものでも、少し気をつけるだけで自分の体だけでなく、環境にも優しくなっていくのは素敵なことですよね。
私は、ヘルシーなライフスタイルが大好きなので、こういったストローが日本や世界中で、どんどん広がっていってほしいと思っています。
出典:trvst