ザ・VS・コレクティブとは?新たに起用された7人の女性達とショー復活の可能性

ヴィクトリアズ・シークレットがイメージ刷新!『ザ・VS・コレクティブ』とは?
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長年世界中の女の子の憧れブランドとして君臨してきたヴィクトリアズ・シークレット。多くの人気モデルを輩出し、モデル界でもヴィクトリアズ・シークレットの専属モデル、通称”エンジェル”を務めることは栄誉とされてきました。
しかし近年、多様性を重視する世の中へと変化していく中、ボディタイプやセクシュアリティなどの観点から多様性に欠けるヴィクトリアズ・シークレットの売り上げは低迷していました。
そこで今回ヴィクトリアズ・シークレットを再構築するために7人の女性達が集結し、新たなプラットフォーム『The VS Collective(ザ・VS・コレクティブ)』を発表しました。
『ザ・VS・コレクティブ』に携わる7人の女性達について
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今回ブランド刷新の為、様々なバックグラウンドを持つ7人の女性達が集められました。ブランドの未来を担う7人の女性達についてご紹介。
■アダット・アケチ
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アダット・アケチは(Adut Akech)南スーダン出身のモデル。2019年にロンドンで開催された『ザ・ファッション・アワード』で『モデル・オブ・ザ・イヤー』を受賞した、近年注目されているモデルです。
南スーダンで生まれてすぐに内戦によりケニアの難民キャンプに家族で避難したアダット。その後アダットが7歳の時にオーストラリアに移り住み、13歳でモデルエージェントと契約をした、という異例のバックグラウンドを持つモデルです。
アダットは今回の起用に対し、「女性のアイコンであるヴィクトリアズ・シークレットに『ザ・VS・コレクティブ』として仲間になれてとてもワクワクしている。」とコメントしています。
■アマンダ・デ・カデネット
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アマンダ・デ・カデネット(Amanda de Cadenet)はイギリス出身。現在はロサンゼルスを拠点に活動しているフォトグラファーです。『ハーパーズ・バザー』などファッション雑誌で活躍し、沢山のセレブ達の撮影歴もあるアマンダ。
彼女のキャリアはフォトグラファーとしてだけではありません。アマンダは『The Conversation with Amanda de Cadenet』というテレビ番組でヒラリー・クリントンやレディー・ガガなどパワフルな女性達をゲストに迎え、インタビュアーとして活躍もしていました。
2016年にはオンラインプラットフォーム『Girlgaze』を設立するなどマルチに活躍しています。
アマンダは『ザ・VS・コレクティブ』のメンバーとしてオファーがあった際、ヴィクトリアズ・シークレットに関わることは想像もしていなかった事なのでかなり懐疑的だったそう。
しかしヴィクトリアズ・シークレット側と会議を重ね『ザ・VS・コレクティブ』の新たなアイディアを理解し、「文化を良い方向に変えるきっかけになる」と思い仕事を受けることを決めたそうです。
■アイリーン・グー
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プロのフリースタイルスキー選手兼モデルとして活躍しているアイリーン・グー(Eileen Gu)はアメリカ・サンフランシスコ出身。アメリカ人の父と中国人の母を持つ中国国籍の女性です。
3歳でスキーを始めてから多くの大会で好成績を残しており、スキーの練習に打ち込むためにたった1年で高校を修了した程スキーに人生を捧げているアイリーン。
さらにモデル業もスタートさせ、ティファニーのグローバルアンバサダーに起用されるなど今大注目のアイリーンも『ザ・VS・コレクティブ』のメンバーに選ばれました。
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アイリーンは「ダイナミックでパワーにあふれた女性達の集まるグループがどのようにアイコニックなブランドの未来に貢献するか楽しみ」とコメントしています。
■ミーガン・ラピノー
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ミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)はアメリカ出身のサッカー選手。2019年のFIFAワールドカップで最多得点を獲得しチームの優勝に貢献し、大会の最優秀選手賞(ゴールデンボール)も受賞しました。
ミーガンは同性愛者であることをカミングアウトしており、スポーツ業の傍らLGBTQ+や政治について積極的に活動・発言しています。
私生活では2020年11月にバスケットボール選手スー・バードとの婚約を発表し、インスタグラムに片膝をつけプロポーズをする姿勢を取っている写真をアップしています♡
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度々過激的な発言も話題になるミーガンは、ヴィクトリアズ・シークレットのこれまでのイメージについてもはっきりと「父権的で性差別主義的」と発言しています。ミーガンが『ザ・VS・コレクティブ』のメンバーとして「全ての女性の為のスペースを創りたい」と話しています。
■パロマ・エルセッサー
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プラスサイズモデルとして活躍するイギリス出身のスイス系アメリカ人のパロマ・エルセッサー(Paloma Elsesser)は自身のインスタグラムでありのままの姿を発信していた所、メイクアップアーティストのパット・マグラスにスカウトを受けたことがきっかけでモデルの道へ進むことになりました。
今ではVOGUEなど有名雑誌の表紙を飾り、アレキサンダー・マックイーンやフェンディのランウェイも歩く程モデルとして成功しているパロマ。
ボディポジティブ界に欠かせない存在のパロマは、”エンジェル”のイメージの根強いヴィクトリアズ・シークレットに新たな風を巻き込んでくれる事でしょう。
■プリヤンカー・チョープラー・ジョナス
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インド出身で女優・歌手・実業家として活躍するプリヤンカー・チョープラー・ジョナス(Priyanka Chopra Jonas)。ジョナス・ブラザーズのニック・ジョナスと2018に結婚しています。
2000年のミス・ワールドの優勝者のプリヤンカーは、アメリカのテレビドラマ『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』で主演を務めた事で知られている女優。
女性の権利や性差別問題、フェミニズムなどに対しても積極的に発信しており、2006年からはユニセフと手を組み活動しています。
プリヤンカーは今回の『ザ・VS・コレクティブ』メンバー起用に対し、「ヴィクトリアズ・シークレットの新たな顧客と従来の顧客が皆ブランドに共感し、ブランドの1部であると感じられるようにしたい」と話しています。
■ヴァレンティーナ・サンパイオ
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ヴァレンティーナ・サンパイオ(Valentina Sampaio)は2019年にヴィクトリアズ・シークレットに起用されたブランド初のトランスジェンダー・モデル。ブラジル出身の彼女も今回『ザ・VS・コレクティブ』のメンバーとして選ばれました。
8歳の時に精神科医からトランスジェンダーであると診断されたヴァレンティーナ。そんな彼女を両親はいつも認め、サポートしてくれていたそうです。
2019年のヴィクトリアズ・シークレットのモデル起用に続き、2020年には米スポーツ雑誌『スポーツ・イラストレイテッド』の水着特集にもトランスジェンダー・モデルでは初起用され、順調にキャリアを積んでいる新時代のモデルです。
ヴァレンティーナ自身影響を受けたというヴィクトリアズ・シークレットに『ザ・VS・コレクティブ』のメンバーとして関わる事が出来るのが光栄だと語る彼女。「世界にポジティブな変化を起こしたい」と話しています。
『ザ・VS・コレクティブ』の新たな取り組みとは?
『ザ・VS・コレクティブ』の始動により、従来のヴィクトリアズ・シークレットの美の基準やセクシーなランジェリー、エンジェルを撤廃するようです。アイコニックなエンジェル達は事実上引退という事になります。
これからはエンジェルに代わり7人の『ザ・VS・コレクティブ』のメンバー達が多様性の美を提案。これまでのセクシーなランジェリーではなく需要が高まっている着心地の良いランジェリーを販売するなどを検討しているようです。
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また様々なボディタイプのマネキンを店舗に設置したり、授乳用ブラや乳がんに苦しむ人のための製品も展開していく予定です。
『VSファッションショー』復活の可能性アリ!?
毎年開催されていた煌びやかなステージが魅力のだったヴィクトリアズ・シークレットのファッションショー。毎年このショーを楽しみにしていた人も多いのでは?
2019年から開催されていなかった『VSファッションショー』が帰ってくるかもしれません!BBCによると、ブランドの広報担当がファッションショーについて再考していると発言しているそうです。
ランジェリーやエンジェルだけでなく、ヴィクトリアズ・シークレットならではの世界観や有名アーティストによるステージも楽しみの1つだったVSファッションショー。復活に期待です♡
新たなヴィクトリアズ・シークレットが楽しみ♡
いかがでしたか?
今までのヴィクトリアズ・シークレットのイメージが変わってしまったり、エンジェル制度がなくなってしまうことが寂しい気もしますが、新時代に合わせた新たなヴィクトリアズ・シークレットも楽しみですね♪
今回の新プラットフォーム『ザ・VS・コレクティブ』により、ヴィクトリアズ・シークレットは今までよりもっと世の流れと世界中の女性に寄り添ったブランドになる事でしょう♡